「神の手を持つ」といわれる超絶技巧からラテンならではの躍動感あるリズム、クラシックの基礎も取り入れた繊細かつ情熱的なメロディなど、語りつくせない魅力で世界中を虜にするチューチョ・ヴァルデスが遂にコットンクラブ初登場。1941年キューバ、南ハバナのキビカン生まれ。'60年代よりジャズ・ピアニストとして活躍し、'73年アルトゥーロ・サンドバルやパキート・デリベラとともに“イラケレ”を結成、アルバム『Irakere』（'79年）でキューバン・バンド初のグラミー賞に輝くとともに一大旋風を巻き起こした。'93年以降のソロ名義では、『Live At The Village Vanguard』（'99年）や新ユニットのアフロ・キューバン・メッセンジャーズを率いた『Chucho's Steps』（2010年）ほか、父親ベボ・ヴァルデスとのピアノ・デュオやロイ・ハーグローヴとの共演作などで数々のグラミー賞の栄誉を受けている。「世界最強のピアニスト」と呼ばれる巨匠の技巧をじかに体感できるこのチャンスを逃す手はない。