ファッショナブルな感性を音楽に持ち込み、優れた歌唱力と類稀な美貌で多くのファンを魅了してきたジョディ・ワトリー。1959年にイリノイ州シカゴで生まれ、LAに移住してからはダンサーを目指し、TV番組「ソウル・トレイン」への出演権を獲得。華麗なダンスで人気を得た彼女は77年にシャラマーのメンバーに抜擢され、"The Second Time Around"などのディスコ・チューンで一世を風靡した。82年にはグループを脱退。渡英してバンド・エイドなどに参加し、帰国後、87年にソロ・デビューを果たすと"Looking For A New Love"がいきなり全米2位に。以後も公私にわたるパートナー、アンドレ・シモーンらの助力を得て"Real Love""Friends"などのヒットを連発。95年には自主レーベルを設立し、現在もハウスやドラムンベースにまで視野を広げながら自立した活動を続けている。2001年の『Midnight Lounge』に続く9枚目のソロ・アルバムも発表間近のジョディ。ダンサブルでスタイリッシュなステージは必見だ。