小学生よりピアノを始め、高校時代にジャズを独学で学んだ大野雄二。膨大な数のCM音楽制作の他、「犬神家の一族」「人間の証明」などの映画やテレビの音楽も手がけ、数多くの名曲を生み出している。リリシズムにあふれた、スケールの大きな独特のサウンドは、日本のフュージョン全盛の先駆けとなり、その代表作「ルパン三世」「大追跡」のサウンド・トラックは、1975年代後半の大きな話題をさらった。''06年9月に発売されたルパン三世の最新サウンド・トラック・アルバム『SEVEN DAYS RHAPSODY』(vap)では、若きR&Bシンガー加藤ミリヤを迎え、ノリのよいフュージョン・サウンドに原点回帰とも言える渾身の一枚に仕上がっている。今年の4月でルパンティックファイブ結成一周年を迎え、斬新、軽快かつジャジーなルパン・サウンドはさらに加速する。