GRAND SEIKO PRESENTS
SADAO WATANABE featuring MÔNICA SALMASO
大注目ブラジル人シンガーを迎えて贈るプレミアムライブ
20年を超えるキャリアでモニカが世に送り出してきた作品からは、常に知性と人肌の温もりを感じる。ふくよかな彼女の声には派手な装飾は必要ない。時にはギター、またある時はピアノ、あるいはパーカッションだけを従えたかと思えば、弦楽四重奏や、クラリネットのクインテットが背景を彩ることもある。そして、誰もが知る有名曲ではなく、どちらかと言えば玄 人受けするレパートリーが揃う。しかし、その一つ一つは彼女が心底愛している曲。真摯に向き合い、丁寧に作り上げていることが伝わってくる。「一曲一曲に施されたアレンジがユニーク。すっかり惚れ込んでいて、いまだに車の中で聴き出すのはこのアルバム。とても癒される音楽だと思っている」と貞夫さん。さらに「次のアルバム『Iaiá』(2004年)を聴いた時には、日本に呼んで一緒に演りたいという想いが募ってきた。 その想いはずっと温めてきていて、やはり間近に彼女の声と付き合いたいと思って、今回声を掛けた」のだという。
今回のステージのために、モニカと同行するブラジル人ミュージシャンはいずれもキャリア十分。ピアノのエリオ・アルヴィスは、NYを舞台にブラジリアン・ テイストのジャズ・シーンで活躍。パウロ・アラガォンは、テナー・ギター/8弦ギターの名手としてモニカの最新作『Corpo de Baile』(2014年)でもフィーチャー。 ベースのシヂエル・ヴィエイラは4度の日本公演を成功させている注目のユニット、ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテートの要を担う。ドラムスのエドゥ・ヒベイロは、ヤマンドゥ・コスタ(g)との共演を始め、主にサンパウロのインストゥルメンタル・シーンで注目の存在となっている。
さて、貞夫さんが初めてボサノヴァに取り組んだアルバム『ジャズ・アンド・ボッサ』は1967年の発表。 翌68年には、初めてブラジルに渡り、現地のミュージシャンと『サダオ・ミーツ・ブラジリアン・フレンズ』を録音した。今年~来年は記念すべき50周年となる。この間、常にブラジルの音楽シーンに熱い視線と想いを送り続けてきた貞夫さんは、この交流が高く評価され、一昨年ブラジル政府が認める最高勲章の一つ 『リオ・ブランコ国家勲章』を授与された。
さあ、この特別な年。貞夫さんは初めて日本のファンにモニカを紹介してくれる。出会いのステージをきっかけに、二人の音楽キャリアにはいったいどんな歴史が書き加わるのか、見逃せない、期待は高まるばかりだ。
(友田聡)
TITLE
GRAND SEIKO PRESENTS
SADAO WATANABE featuring MÔNICA SALMASO
DATE & SHOWTIMES
MEMBER
モニカ・サルマーゾ (vo)
エリオ・アルヴィス (p)
パウロ・アラガォン (g)
シヂエル・ヴィエイラ (b)
エドゥ・ヒベイロ (ds)
CHARGE/料金
- [自由席] テーブル席 : ¥15,000
-
[指定席]
BOX A (4名席) : ¥17,000
BOX B (2名席) : ¥16,500
BOX S (2名席) : ¥16,500
SEAT C (2名席) : ¥16,000
<INFORMATION/お知らせ>
★全席食事付(スペシャル・ディナーコース)/ウェルカムドリンク付(税込)
【スペシャル・ディナーコース】アミューズ・前菜・メイン(肉料理)・デザート
※アレルギーなど召し上がれない食材がございましたら、
ご予約時にお知らせください。
※自由席はテーブル席(アリーナ、サイド)内で、ご来店順にご案内いたします。
※指定席はボックス(表示人数)単位でのご予約となります。
BOX B は4名様までお座りいただけます。
※開演60分前までのご来場をお勧めいたします。
DISCOGRAPHY/ディスコグラフィ
渡辺貞夫
『アンコール!』
(ビクターエンタテインメント)
- [ プロデュース ] 渡辺貞夫
- [ 協賛 ] セイコーホールディングス/セイコーウオッチ
- [ 主催 ] TOKYO FM
- [ 協力 ] ビクターエンタテインメント、COTTON CLUB
- [ 企画制作 ] M&M STUDIO
<メンバープロフィール/ Member Profile>
渡辺 貞夫 / Sadao Watanabe (sax)
1933年宇都宮生まれ。18歳で上京後、秋吉敏子のコージー・カルテットをはじめ数々のバンドに参加。バークリー音楽大学への留学等を経て、日本を代表するトップミュージシャンとして、ジャズの枠に留まらない独自のスタイルで世界を舞台に活躍。2005年“愛知万博”では世界中から集まった子供達400人と、国境や文化を越えた歌とリズムの共演という長年の夢を実現させ、それらの活動は海外へ広がる。近年は国立音楽大学の招聘教授として次世代の育成にも力を注いでいる。2016年4月、オバマ前米大統領夫妻がホストとなり、ホワイトハウスで開催された「International Jazz Day 2016」に日本を代表して参加。5月「ボツワナ共和国独立50周年」、10月「日・ネパール国交樹立60周年」の記念事業として各国で「渡辺貞夫コンサート」を開催。12月、盟友デイヴ・グルーシン(p)を迎え、渡辺貞夫オーケストラ と共に1980年の“渡辺貞夫リサイタル・アット・武道館”を国内5都市で再現。多くのリクエストに応え、ライヴ盤「アンコール!」を今年5月にリリース。国内のみならず、海外に於いても精力的に演奏活動を行う生涯現役プレイヤーのその姿は、世界中の老若男女に勇気と感動を与えている。
モニカ・サルマーゾ / Mônica Salmaso (vo)
1971年サンパウロ生まれ。18歳でミュージカル・コメ ディに出演し、大学で音楽を学びながらプロとして活動を始める。1995年に初のアルバム『アフロ・サンバス』をパウロ・ ベリナッチ(g)とのデュオで制作。バーデン・パウエルと ヴィニシウス・ヂ・モライスが60年代半ばに制作した歴史的名曲の数々を豊かな表現力で聴かせ、1997年に ブラジルの音楽アウォード「プレミオ・シャープ」で 最優秀新人歌手にノミネートされる。以後、CD/DVDの作品をリリースする度に国内外のマスコミから絶賛され、数々の賞を受賞する。最新作『コルポ・ヂ・バイ リ』は題材に採りあげるシンガーは多くあれど、歌いこなすのが難しいとされるギンガの作品集。 管弦楽の現代音楽に通じるサウンドと絡み合いながら、個性を最大限に発揮し、見事に歌い上げている。
エリオ・アルヴィス / Helio Alves (p)
パウロ・アラガォン / Paulo Aragão (g)
シヂエル・ヴィエイラ / Sidiel Vieira (b)
エドゥ・ヒベイロ / Edu Ribeiro (ds)