昨年とはメンバーが一新したパット・マルティーノ・オルガン・トリオは、10月のヨーロッパ・ツアーを経て息もピッタリ。素晴らしいパフォーマンスを展開した。
1曲目の「インプレッションズ」からスタートし、2.フルハウス、3.オール・ブルース、と快調な演奏が続く。メンバー紹介では、「パット・ビアンキ(org)、ショーン・ヒル(ds)」の次に、自らを「ギターの“ジョージ・ベンソン”です」と紹介し、会場のファンを笑わせた。4.ラウンド・ミッドナイト、5.ゴーイン・トゥ・ア・ミーティング、6.セブン・カム・イレブン、そしてアンコールは、ウェス・モンゴメリーの「フォー・オン・シックス」で締め括った。
1年振りのライブは、いつもながらの『粒立ちの良い』パットのピッキングに加えて、オルガンのパット・ビアンキの右手が繰り出す「リフレイン・フレーズ」と、ショーン・ヒルのパワフルなドラミングが絡み合い、凄まじい盛り上がりを見せた!
御年67歳(1944年8月25日生まれ)とは思えないパット・マルティーノの勇姿は、聴く者に力を与えてくれた。先日、新譜「undeniable “LIVE AT BLUES ALLEY”」と自叙伝『Here and Now!』が同時発売されたパット・マルティーノは、いま正に第2の絶頂期を迎えている。来年の公演が今から楽しみだ。
50代 男性 東京都 caramelcakeさん
|