COTTON CLUB
Live Report
2015年2月19日 
PASCAL SCHUMACHER

パスカル・シューマッハのヴィブラフォン。一曲めから甘美な世界へ連れて行ってくれました。音数やテクニックを全面に出さず、音色や響きに重きを置いている印象です。最新CD「レフト・トーキョー・ライト」もそうですが、MCでも言っていた「わび・さび」等、日本を意識しているからかもしれません。しかし、だからと言って意図的に日本的なメロディーを奏でているわけでないところに、個人的に好感を持ちました。やはり土台はヨーロピアンジャズ、洗練されたサウンドです。

ワインの酔いも手伝い、しばらく心地よい気分でまったり聴いていましたが、確か3曲めの坂本龍一「メリークリスマス、Mr.ローレンス」の演奏での緊張感ある盛り上がりに、ぐいぐいと引っ張られ、私の身体もつい前のめりになりました(笑)。おそらく、コットンクラブの観客全員がここで、完全にパスカルの世界へ引きずりこまれたと思います。その後、日本人のホーンセクション3人が加わり、意外にもビートのきいた熱い演奏が繰り広げられました。素晴らしいコラボ、特に類家心平氏のトランペットは圧巻でしたね。

蛇足ですが、パスカルが類家氏を紹介する時、上手く言えず、何度も「ルイキ、ルッケ..」等と言い直していたところが、妙に可愛かったです。。(笑)

というわけで、いろんなスパイスが詰まった1時間余り、予想以上に楽しい時間となり、とても幸せな気持ちでコットンクラブを後にしました。ありがとうございました!


 女性 東京都 
Ritsuko

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