前回、トリオで来日された際に小生の大好きな映画「ニューシネマ・パラダイス」劇伴を演奏されたとはいえ、やはりpiano soloで堪能したいという思いもあって今回最終日(2nd)をreserved。
しかしながら前日公演に足を運んだ友人から「演奏は無かった」と聞かされ、垂頭喪気。少し悩みはしたものの御大の音色を生(solo)で聴けるだけでも充分と自分に言い聞かせて会場へと向かいました。
案の定、開場前からエントランス前には列が出来ており御大の人気の高さを覗わせます。
6番手の小生は、前後に並ぶ1stを鑑賞される30名ほどの方々が16時の受付でぞろぞろと入って行かれるのを見送り、2nd受付まで暫しの心待ち。
実はここで2ndではなく1stを予約していたことが(スタッフから告げられて)判明し、今からの入場では40番手以降になってしまうことからその場で2ndへの変更を申し出て事なきを得ました。これには本当に感謝です。ありがとうございました。
両ステージを鑑賞される方が2グループありとのことで5番手での入場でしたが、程なくして着座したのは自由席中央3列目。
開演までの待ち時間を食事に費やし、御大の登場を今か遅しと待ち侘びます。
そして大きな拍手に迎え入れられて御大が姿を見せます。
ステージ中央に鎮座するSteinway & Sonsに対座。鍵盤に手を置き、そして弾きはじめれば潮が引いたように場内が静まり返ります。
美し過ぎる音韻に酔いしれ、Enrico Pieranunziの世界を堪能しつつも、やはり劇伴は演奏されず。。。
御大がアンコールで再登場された際、ここぞとばかりに「ニューシネマ・パラダイス」をリクエストした小生。
少し怪訝な表情を浮かべつつもリクエストにお応えいただき、場内からも歓声が上がったほど。やはりこの曲なくして終わっては欲しくなかったというのが本音です。
終演後、何名かの方に感謝のお言葉をいただき、やはり誰しもがこの劇伴を望まれていたようです。
しかも、ダブル・アンコールで再々登場されてさらに1曲ご披露されて、おそらくこの日の2ndは1曲多めのステージになったのではないでしょうか。
男性 神奈川県 高樹 巡
|