ジャズ界の超レジェンドOscar Petersonから自らの後継者として認められた、The Jazz Messengers最後から2番目のピアニストBenny Green。
左右の手で同じ旋律をものすごい速さで弾いたり、ボイシングを駆使して、スウィンギーでグルーヴィーな演奏を繰り広げたり、卓越した演奏テクニックに圧倒された。
ニューアルバムhappiness!にも収録されている"Down Under"では、David Wongがメロディックなソロを見せつけた。
1992年にリリースされたTestifying'!: Live at the Village Vanguardにも収録されているBenny Green自身が作曲した"Humphrey"では、Benny Greenと35年来の友人であるCarl Allenがピアノと息のあった掛け合いを繰り広げた。
ピアノが同じメロディーを繰り返しているのに気がついたドラムが、そのリズムを真似し始める。
最後にピアノがメロディーを敢えて弾かなかったので、ドラムだけが真似していたリズムを叩く。
ジャズがいかに会話であるか再認識できた瞬間であった。
男性 東京都 N.M
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