ソウルフル、ファンキーそしてジェントルに、トランペット、フリューゲルホーンで万華鏡のようにサウンドを操り、スムース・ジャズ界を牽引するリック・ブラウン。1955年、米・ペンシルヴァ二ア州生まれ。NYの音楽院でジャズを学び、'75年にフュージョン・グループ、オーラクルを結成。'93年のソロデビュー以降、2000年にボニー・ジェイムスと共演した『Shake It Up』やカーク・ウェイラム、ノーマン・ブラウンとの「BWB」名義による『Groovin'』（'02年）等の大ヒット、数々のセッションやプロデュ―サーとしてボブ・ジェームス等の大物を手掛けて多才ぶりを発揮する。'11年発表の『Sings with Strings』では全編ジャズ・ヴォーカルを取り、古き良き時代の映画音楽や、フランク・シナトラの世界を彷彿とさせるビター・スイートな声でファンを驚かせた。'05年創設の「アーティストリー・ミュージック」の共同主宰者リチャード・エリオットとともに共演盤『RnR』を携えて登場した'09年以来4年ぶり、しかも単独での登場となる今回は、彼の甘いマスクとスタイリッシュなプレイを存分に酔いしれたい。