1973年アイオワ州生まれのジャズ・トランペッター、ライアン・カイザー。クールな中にも熱い情感を込める天性のフレージング、芸術的なアドリブと重厚で渋みの効いた音色、コンテンポラリーな感性で聴く者に訴えかけるトランペットの詩人は早くからその才能を見出され、ミンガス・ビッグ・バンドやマンハッタン・ジャズ・オーケストラなど多方面で活躍し日本国内での人気も高い。ともにリンカーン・センター・ジャズ・オーケストラに参加するアリ・ジャクソンは、'76年デトロイト出身。16歳でアレサ・フランクリンとの仕事からキャリアを重ね、ジャズの大御所との共演、幅広い音楽性で引く手あまたのドラマー。2010年『Live At Smalls』でも絶賛された二人が、'87年生まれ旧ソ連のキルギス共和国出身、瑞々しい感性と超絶技巧でジャズとクラシックを調合する人気天才ピアニスト、エルダーと歌心溢れる熱く強靭なベースが魅力のデズロン・ダグラス('81年生まれ)を率いて登場。NY発信の感性豊かなライヴを堪能できる貴重なひととき。