KALAPANA

1973年ハワイで結成。ビーチ・ボーイズと双璧を成し、'80年代のウェストコースト・サウンドを再現したかのようなメロディとグルーヴを奏でる元祖サーフ・ロックの雄、カラパナが今年もコットンクラブに帰ってくる。'75年に『KALAPANA』でデビューし、翌'76年にヒット曲「JULIETTE」、「BLACK SAND」を収録した2ndアルバム『KALAPANA ll』を発表。メンバー全員がハワイアンにもかかわらず、その目指したところはトラディショナルではなかった。ロック／ジャズ／フュージョン／ソウルといったエッセンスに亜熱帯感覚を加えたような、その爽快度120パーセントのAORサウンドは、サーファーを中心に絶大な支持を獲得し、サーフ・ミュージックの代名詞とも云える存在になる。潮風を感じさせる爽やかで美しいコーラス・ワークや軽快なギター・カッティングなど、昨年結成40周年を迎えたメンバーの一体感と高度な音楽性から織りなされるサウンドに身も心もゆだねて、灼熱の夜を贅沢に過ごしてほしい。