SINNE EEG

北欧ジャズ・ヴォーカルの台頭として注目されているデンマーク・レムヴィ出身の歌姫、シーネ・エイが新譜を携え、コットンクラブに再登場する。2003年、自身の名を冠したアルバムでデビュー。以後、『Waiting For Dawn』（'07年）、『Don’t Be So Blue』（'10年）と母国で最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞を二度受賞し、ジャズ界に大きな旋風を巻き起こした。彼女が聴き親しんでいたナンシー・ウィルソンやサラ・ヴォ―ン、ジョニ・ミッチェル等へのシンパシーが垣間見える表現は、ジャズの垣根を越えた唯一無二の魅力として迫ってくる。'14年の最新作『Face The Music』では、彼女の傑出したオリジナル楽曲の他に、バーンスタイン、ルグランやジョー・サンプルの名曲を甘くほろ苦い歌声で極上の世界を披露している。これまでアルバム制作を支えてきたピアニスト、ヤコブ・クリストファーセン率いるトリオと共に今回も来日。旬のシーネの魅力満載、極上のステージを繰り広げてくれることだろう。